変形性股関節症
変形性股関節症(へんけいせいこかんせつしょう)は、股関節(お尻と太ももを繋ぐ関節)の軟骨がすり減り、骨と骨が直接擦れ合うことによって関節の痛みや機能障害が生じる疾患です。
主に加齢によって発症し、股関節の可動域が制限され、日常生活に支障をきたすことが多いです。
変形性股関節症の原因 変形性股関節症は、さまざまな要因によって引き起こされます。
主な原因は以下の通りです。
変形性股関節症の主な原因とは?|まつもと泉の森接骨院・美容整体izmまつもと店
1. 加齢
年齢を重ねることで、股関節の軟骨が次第に摩耗し、減少していきます。
これにより、骨が直接摩擦し、痛みが生じます。 加齢は変形性股関節症の最も一般的な原因です。
2. 股関節の使い過ぎ
繰り返し負荷がかかる運動や活動(長時間の立ち仕事、過度なスポーツ活動など)は、股関節にストレスを与え、 変形性股関節症を引き起こすことがあります。
3. 外傷やけが
骨折や脱臼などの股関節への外的衝撃や傷害が、関節の変形を引き起こす原因となることがあります。
4. 関節の発育異常
先天的な股関節の発育異常(例えば、股関節形成不全など)がある場合、股関節の安定性が低く、 変形性股関節症が進行しやすくなります。
5. 肥満
体重が多いと股関節に余分な負担がかかり、軟骨の摩耗を促進する可能性があります。
6. 遺伝的要因
一部の研究では、変形性股関節症に遺伝的な要因が関与している可能性が示唆されています。
家族にこの疾患がある場合、リスクが高まることがあります。
7. その他の疾患
関節リウマチや糖尿病、痛風など、関節に影響を与える疾患も変形性股関節症のリスク因子となることがあります。
変形性股関節症の症状とは?|まつもと泉の森接骨院・美容整体izmまつもと店
変形性股関節症の症状は、初期段階から進行した段階まで様々ですが、一般的な症状は次の通りです。
1. 股関節の痛み
最も一般的な症状は股関節の痛みです。痛みは特に歩行時や立ち上がる時、階段の昇降時などに悪化します。
初期には運動後の痛みが目立ちますが、進行すると安静時にも痛むことがあります。
2. 可動域の制限
股関節を曲げたり、開いたりする動作が難しくなります。
進行すると、股関節の可動域が大幅に制限され、 日常生活に支障をきたすことがあります。
3. こわばりや硬直感
朝起きた時や長時間同じ姿勢でいると、股関節がこわばる感じや硬直感を感じることがあります。
4. 歩行障害
股関節の痛みと可動域制限により、歩行が遅くなる、引きずるような歩き方になる、または足を引きずるように歩くことがあります。
5. 腫れや発熱
股関節の周りが腫れたり、炎症が起こることがありますが、これは進行期に見られることがあります。
変形性股関節症の診断|まつもと泉の森接骨院・美容整体izmまつもと店
変形性股関節症は、以下の方法で診断されます。
1. 問診:症状の進行具合や生活習慣、過去の外傷や疾患歴を医師に伝えることが重要です。
2. 視診・触診:医師は股関節の動きを確認し、触診して腫れや痛みの箇所を確認します。
3. 画像検査 • X線(レントゲン)検査:股関節の変形具合を評価するために行います。X線で軟骨のすり減りや骨の変形を確認できます。
• MRI(磁気共鳴画像):より詳細に軟部組織(軟骨、靭帯など)の状態を調べることができ、関節の損傷や炎症の程度を明確にできます 。
4. 関節液の分析: 症状が関節炎によるものであるかどうかを確認するために、関節液を採取して分析することもあります。
変形性股関節症の治療法|まつもと泉の森接骨院・美容整体izmまつもと店
変形性股関節症の治療は、症状の程度や患者の年齢、生活スタイルに応じて選択されます。
主な治療法は以下の通りです。
1. 保存療法(非手術的治療)
• 薬物療法 :痛みを軽減するために、NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)や鎮痛薬が処方されます。
痛みがひどい場合には、局所的なステロイド注射が行われることもあります。
• 理学療法(リハビリ): 股関節周りの筋肉を強化する運動療法が有効です。
特に大腿四頭筋(太ももの前の筋肉)を強化することで、股関節への負担を軽減することができます。
また、関節の可動域を改善するストレッチも効果的です。
• 体重管理: 体重が股関節にかかる負担を減らすため、適正体重を維持することが重要です。
• 装具やサポーターの使用 :歩行をサポートするための装具やサポーターを使用することもあります。
歩行補助具(杖など)を使うことで、膝や股関節への負担を軽減できます。
2. 手術療法
• 関節鏡手術: 軽度の変形性股関節症には、関節鏡を使って炎症を取り除いたり、軟骨の修復を行う手術が行われることがあります。
• 人工股関節置換術: 変形が進行して強い痛みが続く場合、最も一般的な手術法は人工股関節置換術です。
人工関節を使って股関節の機能を回復させます。
• 骨切り手術 :変形が進んでいる場合、骨を切って形を修正する手術が行われることがあります。
変形性股関節症の予防法
• 定期的な運動: 適切な運動で股関節周りの筋肉を強化し、柔軟性を維持することが予防に繋がります。
• 体重管理 :肥満を避けることが股関節にかかる負担を減らし、変形性股関節症を予防するために重要です。
• 姿勢や動作に注意: 日常的に膝や股関節に負担をかけないように、正しい姿勢や動作を心がけることが大切です。
結論
変形性股関節症は、痛みや機能障害を引き起こし、進行すると日常生活に支障をきたす疾患ですが、早期に治療を行うことで症状の改善が期待できます。
適切な治療法を選択し、生活習慣の見直しや予防策を講じることが重要です。
お困りに方はまつもと泉の森接骨院・美容整体izmまつもと店までご相談ください。
施術の流れ
まつもと泉の森接骨院・美容整体izmまつもと店では初診の方にも安心していただけるよう、施術に入る前にヒアリング(問診)・費用・治療計画について患者様が納得いただけるまでご説明させていただきます。
日常生活の痛みやスポーツのケガ、原因がよくわからない症状などお気軽にご相談ください。しっかりと検査することで原因を究明し、施術いたします。
また、仕事終わりや買い物の途中でもお気軽にご来院いただけるよう、お着替えのご用意もしております。
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座ったままの体勢で、細かく問診していきます。すぐに施術に入るのではなく、最初に症状を詳しくお聞きし、施術方法・治療計画・保険の適用の範囲について説明させていただきます。
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施術開始
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痛みや症状にどのような変化があったのかお聞かせください。
今後、どれぐらいの期間で通院された方が良いのかなどを説明させていただきます